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新しい機能性めまい症候群について

2020.09.07

 2017年にめまいの国際学会であるBarany Societyは新しい機能性めまい症候群として持続性知覚性姿勢誘発めまい(Persistent Postural Perceptual Dizziness, PPPD)を報告しました。

 PPPDはは3カ月以上持続する浮動感,不安定感,非回転性めまいを主訴とし,症状は立位姿勢・歩行,能動的あるいは受動的な体動,動くものや複雑な視覚パターンを見た時に増悪します。ウイルス感染症などを契機として発症したり、強いストレスがきっかけになったりします。

 これまで、旧日本平衡神経科学会ではめまいを引き起こす疾患を16に分類してきましたが、それに当てはまらず難治性と言われてきためまいは本症の可能性があります。

 まだ、一般の医師やめまいを専門にしている医師の間でも認知度の低い疾患です。適切な診断と治療での改善が望めます。

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